1993 Fiscal Year Annual Research Report
ホローファイバーバイオリアクターによるLAK細胞の培養
Project/Area Number |
04670902
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
石田 俊武 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (30046908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 裕子 大阪市立大学, 医学部, 研究医
高見 勝次 大阪市立大学, 医学部, 講師 (50188083)
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Keywords | ホローファイバー / LAK細胞 |
Research Abstract |
骨肉腫肺転移症例で、多発性肺転移があり、腫瘍倍加時間の早いものに対しては手術適応はなく、化学療法が聞かなくなると手の施しようがない。このような症例への適応を目的としてLAK細胞の培養を行ってきた。 ホローファイバーを用いて、血液20ml程度から採れる10^7個程度のリンパ球を培養しても細胞培養はよくなかった。これは、細胞増殖にはある一定以上の細胞密度が必要と考えられるためであった。 そこで、培養初期には、容量の小さなフラスコを用い、さらにanti-CD3抗体を用いて、リンパ球に抗原刺激と同様の条件を与え、培養を行った。現在、一週間の培養で10^7個の細胞から4×10^8個〜6×10^8個程度の細胞は確実に得られることは判明した。今後、これらをホローファイバーにうつし、至適な培養条件の確立を達成するべき実験中である。
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