1994 Fiscal Year Annual Research Report
ホローファイバーバイオリアクターによるLAK細胞の培養
Project/Area Number |
04670902
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Research Institution | OSAKA CITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
石田 俊武 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (30046908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見 勝次 大阪市立大学, 医学部, 講師 (50188083)
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Keywords | ホローファイバー / LAK細胞 |
Research Abstract |
骨肉腫肺転移例のLAK細胞による治療を目的として、ホローファイバーバイオリアクターを利用して、大量のリンパ球を得る実験を行った。昨年までに、anti-CD3抗体でリンパ球を刺激すれば、一週間の培養で、1〜2×10^7個の細胞から4〜6×10^8個の細胞が得られることが確実となったので、培養1週目に、ホローファイバーバイオリアクターに移し、さらに細胞を増殖させる実験を行った。またホローファイバーに移してから1週目、2週目におけるリンパ球の表面マーカー、NK活性、LAK活性を測定した。ホローファイバー中ではリンパ球を増殖させることはできなかった。リンパ球の表面マーカーではLeu4(CD3)陽性細胞が、1、2週目とも98〜99%、Leu2a(CD8)陽性細胞は1週目、55%、2週目74%、Leu3a(CD4)陽性細胞は1週目48%、2週目25%であり、経過とともにCD4/8比は小さくなった。細胞障害活性は1、2週目ともNK活性、LA活性は数%と低値であった。 臨床応用には致らなかった。
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