1993 Fiscal Year Annual Research Report
多環式有機ケイ素化合物の合成とそれらの生物活性評価
Project/Area Number |
04671313
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Research Institution | Science University of Tokyo |
Principal Investigator |
星野 修 東京理科大学, 薬学部, 教授 (40084420)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小笠原 弘道 東京理科大学, 薬学部, 助手 (10177107)
原 博 東京理科大学, 薬学部, 助教授 (50096715)
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Keywords | 2-シラオクタヒドロアントラセン / ジベンゾ[de、g]-1-シラデカリン / ジベンゾ[d、f]-シラシクロノナン / アゾビスイソブチロニトリル / 水素化トリプチルスズ / フリーデル・クラフッ型分子内閉環反応 / アリールラジカル誘起反応 / 1-(2-プロモアリールメチル)-2-シラテトラリン |
Research Abstract |
1)2-シラオクタヒドロアントラセン誘導体の合成:塩化メチレン中、塩化アルミニウムの存在下、室温で、2-シラテトラリンと酸無水物あるいは酸クロリドとの反応は2-シラテトラリンの6位に位置選択的にアシル化を生起しすることが見いだされているので、無水コハク酸あるいは無水フタル酸を用いて得られるケトカルボン酸の分子内閉環反応を種々検討した。ケトカルボン酸の直接分子内閉環反応は成功しなかったので、このケトカルボン酸を対応するエステルに導き、ケトン基を還元的に除去してカルボン酸に導いた。さらに、これらカルボン酸を塩化チオニルで酸クロリドとした後、塩化アルミニウムを触媒をするフリーデル・クラフッ型分子内閉環反応によって表記化合物を合成した。この方法によってベンゼン環上に酸素官能基を有する誘導体も得られた。 2)ジベンゾ[de、g]-1-シラデカリン及びジベンゾ[d、f]-シラシクロノナン誘導体の合成:アリールラジカルを利用する分子内閉環反応を種々検討した。ベンゼン中、アゾビスイソプチロニトリル存在下、水素化トリプチルスズと1-(2-プロモアリールメチル)-2-シラテトラリン類を加熱還流すると、出発原料によっては、水素化トリプチルスズの使用料に差異が認められたが、表記化合物のそれぞれを好収率で得た。この方法によってベンゼン環上に酸素官能基を有する誘導体も得られることがわかった。 3)生物活性評価:上記で得られた化合物の生物活性評価は現在進行中である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Hiroshi Hara: "A Synthesis of 5-Silacyclotriveratrylenes" Heterocycles. 33(1). 43-46 (1992)
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[Publications] Akihisa Hirokawa: "Radical Reaction of 1-(2-Bromoarylmethyl)-2-silatetralins:Formation of Polycyclic Organosilicon Compounds" Heterocycles. 38(5) 印刷中. (1994)
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[Publications] Osamu Hoshino: "Synthesis of 6-Acyl-2-silatetralins" 発表予定.
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[Publications] Osamu Hoshino: "Synthesis of 2-Silaoctahydroanthracene Derivatives" 発表予定.
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[Publications] Hiroshi Hara: "Synthesis of Silicon-containing Orthocyclophanes" 発表予定.