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1992 Fiscal Year Annual Research Report

有機化合物のマススペクトロメトリーにおける二重水素転位反応機構の研究-N-アシルラクタム類の場合の適用限界検討と構造解析へのフィードバック-

Research Project

Project/Area Number 04804039
Research InstitutionOsaka Women's University

Principal Investigator

山岡 寛史  大阪女子大学, 学芸学部, 講師 (60093829)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 充  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20033821)
Keywords二重水素転位 / 質量分析 / アシルラクタム / フラグメンテーション / データベース / 気相イオン反応 / 反応機構
Research Abstract

研究課題名に掲げた二重水素転位反応を含むイオンの生成を質量分析法により確認した。その一部を本報告書11の項に記したように発表した。確認のため重水素標識化合物を合成したのでその合成径路についても言及した。
掲題イオン生成に必要な構造上の要請の見極め(構造のどの部分が二重水素転位イオン出現に不可欠か)についても各種化合物を合成検討した。その一部を質量分析連合討論会や日本化学会春季年会において平成4年に口頭発表した。この内容には、上記イオン生成の詳細な反応機構の検討に関するアプローチも含まれており、置換基効果の立場から平成4年度には主に研究した。機構の立場からはごく最近になっていくつかの新しい提案が一般論としてなされ、気相イオン反応に新風が吹きこまれつつあるので、国外の研究者ともデータ評価、測定に関して共同研究を開始した。
副題に掲げたプロトタイプ以外の興味あるフラグメンテーションの検討・探索も天然物化合物を主体に行ない、成果の一部をBMS'92京都国際会議で発表した。
これらのイオンは当初天然物由来の化合物を対象に発見した。指標イオンとして利用することにより、一連の天然有機化合物含有の有無のスクリーニングに使えると好都合なので、副題の化合物群については、そのマススペクトル200数十件を既にプライベートデータベースとして作成し、混合物の分析結果をデータベースと照合させるモデル測定も開始した。成果の一部は平成4年度の質量分析連合討論会でポスター発表しデータベースを公開した。
以上の知見を一層深めるべく平成5年度も上記の諸点について検討をつづける予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] H.Yamaoka: "Prepation and Mass Spectra of Deuterium Labelled N-(4-Phenylbutyryl)piperidin-2-ones for study of・・・・・" Chemistry Express. 7. 757-760 (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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