2004 Fiscal Year Annual Research Report
市場経済における教育と雇用の関係:1997年-2002年の7先進国と3途上国に関する実証研究
Project/Area Number |
04F04016
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐々木 隆生 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LOULANSKI Vesselin P. 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 雇用 / 教育 / 人的資本 / スクリーニング / 内部労働市場 |
Research Abstract |
(1)教育と雇用の関係については,一見すると相対立する理論が提起されている.たとえば人的資本論とスクリーニング理論をとりあげればよい.本研究では,これらの理論の相互関係を明確にし,同時にそれらの理論モデルに対応するデータがいかなるものであり,どのようなデータが欠落しているのかを明確にすることを先ず明らかにしなければならない.この点についてMatching education and work : the role of informationと題する研究発表を北海道大学国際分析研究会で行い,また学会誌に投稿中である. (2)研究にとってはデータの収集が基礎となるが,OECD, ILOをはじめとする国際機関,調査機関の専門家などの協力を得て,OECD, ILO, UNESCOから適切なデータを獲得することができた. (3)獲得したデータをパネルデータとして分析するモデルについては,雇用レベル,時間,国,構造にかかわる4変数からなるモデルを構築した.
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