2004 Fiscal Year Annual Research Report
高速鉄道/構造物系動的連成解析とその橋梁設計への適用に関する研究
Project/Area Number |
04F04092
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤野 陽三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SONG MYUNG-KWAN 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | じょ限度 / 橋 / 交通振動 / 実験 / シミュレーション |
Research Abstract |
2つの研究を行っている 1)走行車両による道路橋の鉛直振動応答と,桁空間の振動じょ限度に関する研究 これは,中国に建設中の,世界一のスケールをもつ観覧車を有した斜張橋を対象にしたものである.ダブルデッキ桁の下の空間には,レストランの設置が計画されており,交通振動の予測と振動じょ限度が問題となる. ここでは,3次元有限要素解析モデルによりトラック車による桁振動を予測するとともに,都内の橋梁において,実測を行い,その妥当性を検証した.また,座居状態での鉛直振動に対するじょ限度を,振動台上に被験者をのせた.一連の実験から求めた. 2)新幹線走行による鋼箱桁橋梁の局部振動測定と振動モードの同定 東海道新幹線橋梁において,レーザードップラーを用いて,鋼箱桁における板としての振動(常時微動,列車応答)を測定した.このことにより,垂直補鋼材の下端部に発生した疲労亀裂が,列車走行加振力の高次周波数による断面変形を伴う局部振動であることが判明した.
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