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2004 Fiscal Year Annual Research Report

フミン質のPAHsの干渉が生物濃縮と微生物に与える影響

Research Project

Project/Area Number 04F04111
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

松井 三郎  京都大学, 地球環境学堂, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) KANALY ROBERT ANTHONY  京都大学, 地球環境学堂, 外国人特別研究員
Keywordsフミン質 / LC / MS / MS / 多環芳香族炭化水素類
Research Abstract

環境中の、特に湾や湖における多環芳香族炭化水素や内分泌撹乱物質は、人間や野生生物の健康に影響を与える可能性がある。水中におけるこれらの物質の挙動は、フミン質などによって影響を受けると考えられる。本研究の目的は、(1)環境中において、重要な毒性物質であるPAHsの毒性を評価しうるバイオアッセイの系を確立し、(2)微量汚染物質の毒性がフミン質の共存によってどのような影響を受けるかを明らかにし、(3)さらに、微量汚染物質の生分解や生物濃縮に共存フミン質がどのような影響を及ぼすか明らかにすることである。
本年度は重要な環境汚染物質である多環芳香族炭化水素類(PAHs)が引き起こすDNA損傷をLC/MS/MS法を用いて測定する手法を検討した。PAHsを曝露した細胞からDNAを精製し、ホスホジエステラーゼとマイクロコッカスヌクレアーゼ及びアルカリホスファターゼによってヌクレオシドまで分解し、LC/MS/MSのMRMモードで定量する系を構築中した。PAHsのそれぞれの標準品が引き起こすDNA損傷のパターンを調べ、様々な環境試料の引き起こすDNA損傷パターンと比較することにより、環境中で重要なPAHsが何か明らかになる。ベンゾ(a)ピレン、ベンゾ(b)フルオランテン、ベンゾ(k)フルオランテン、ベンゾ(a)アントラセン、ジベンズ(a,h)アントラセン、クリセンについて、それらのDNA付加体の標準品の作成に着手した。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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