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2004 Fiscal Year Annual Research Report

カンキツ及び近縁属のかいよう病抵抗性の遺伝様式とその分子マーカーの解析

Research Project

Project/Area Number 04F04193
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

松本 亮司  佐賀大学, 農学部, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ASAD Asadi Abkenar  佐賀大学, 農学部, 外国人特別研究員
Keywordsカンキツ / かいよう病抵抗性 / 遺伝 / 分子マーカー
Research Abstract

カンキツかいよう病抵抗性の分子マーカーを構築するため、初年度の研究計画に従い、カンキツ属内の種間交雑を行った。9組み合わせ、1,000以上の個体を獲得した。交配組み合わせは、遺伝子型がヘテロで表現型が抵抗性である種に、劣性ホモで罹病性である種、あるいはヘテロで抵抗性の種同士の交配を網羅的に行った。交配は5月に行い、11月に収穫し、直ちに播種し、温室内で育苗中である。現在(3月)は本葉5葉期で、次年度5月ころの10葉期に病菌を接種する予定である。また外国人特別研究員であるAsai Asad Abkenarは独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部において、バクテリアであるかいよう病菌の取り扱い手法、接種法の研修を受け、一昨年度前から準備しておいたミカン亜科植物、8属19種の実生に、かいよう病抵抗性の幼苗検定を行った。その結果、抵抗性に顕著な属間、あるいは種間差異がみとめられた。そのうち、極めて高度な抵抗性がSeverinia buxifoliaにみられ、一方Citrus paradisiにおいて最も強い感受性がみられた。Fortunella属は一般に高抵抗性を示したが、そのうちのF.polyandraのみは感受性を示した。Citrus属においてはC.reticulataが最も強い抵抗性を示した。これらの近縁属のかいよう病抵抗性の評価は新規の知見である。17年度は前述した抵抗性の分子マーカーを開発するとともに、ミカン亜科植物にかいよう症状を呈するかいよう病pth遺伝子のレセプター様タンパク質であるCCoAMTの遺伝子配列の相同性も検討する。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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