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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ホウ素輸送の制御を通じた作物の改良

Research Project

Project/Area Number 04F04198
Research InstitutionThe University of Tokyo
Host Researcher 藤原 徹  東京大学, 生物生産工学研究センター, 助教授
Foreign Research Fellow BUGHIO Naimatullah  東京大学, 外国人特別研究員
Keywordsホウ素 / トランスポーター / BOR1相同遺伝子 / 酵母 / 細胞内局在
Research Abstract

本研究は植物の必須元素の一つであるホウ素の輸送の中心的な役割を担っているBOR1相同遺伝子を各種作物から単離し、酵母等を用いて機能解析を行うと共に、BOR1遺伝子の改変や作物への導入を通じて、ホウ素欠乏や過剰に耐性な植物を作出することを目的として行なっている。
シロイヌナズナのホウ素トランスポーターBOR1の相同遺伝子を全てクローニングした。また、ナタネの相同遺伝子の部分配列、ヒメツリガネゴケの相同遺伝子の部分配列を得た。イネについても相同遺伝子をクローニングした。これらのトランスポーターを酵母で発現させる実験を進めている。これまでにシロイヌナズナやイネの相同遺伝子についてホウ素輸送活性を確認した。また、動物の相同遺伝子でもホウ素輸送活性があることを示唆する結果を得ている。
また、これらの発現の様式をRT-PCRや形質転換植物を用いて解析した。それぞれの遺伝子には特徴的な組織特異性やホウ素栄養に対する応答性が見られることを明らかにした。
さらに、これらの相同遺伝子の遺伝子破壊株や発現を変化させた植物体の作成を進めており、これまでにこの目的に利用できる組み換え遺伝子を作成し、一部植物に導入している。また、相同遺伝子の細胞内局在についても調査を進めており、多くのものが細胞膜に局在していることを明らかにした。
また、ホウ素の輸送を担う、BOR1とは相同性の無い遺伝子を同定した。BOR1はホウ素の細胞からの排出を担っているが、この遺伝子はホウ素の取込みに重要な役割を担っている。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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