2004 Fiscal Year Annual Research Report
技術系専門職の教育とキャリアの形成に関する日中比較研究
Project/Area Number |
04F04278
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
矢野 眞和 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
劉 文君 東京大学, 大学院・教育学研究科, 研究員
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Keywords | データの整理・分析 / 学会発表 / 日本と中国の現地調査 |
Research Abstract |
本研究は、日本と中国で職業教育を受け、その後製造業に従事している者を対象とする調査を中心に、日本と中国の技術系専門職におけるキャリア形成のメカニズムを解明し、学校教育と企業内教育の関係を明らかにすることを課題としている。本年度(2004年9月〜2005年3月)で、計画のとおりで主に基礎データの整理・分析と現地調査の予備調査を行った。具体的に次のようなことに取り込んだ。 (1)日本と中国の職業教育に関するマクロデータを整理・分析した。 (2)上述の中国のデータに基づき、2004年10月17日〜18日九州大学で行われた第45回産業教育学会大会に参加し、「中国における短期高等教育段階の職業教育の発展と特質」というタイトルの学会発表をした。 (3)上記の学会の間に、レストルーム商品やバス・キッチン・洗面商品の製造で有名な東陶機器株式会社(北九州)の見学をした。同社の人事担当者から、東陶機器の人材育成に関する取り組みを聞き取りし、東陶機器の技術開発の状況、社員の技術養成、評価システムについて簡単なインタビューと資料収集をした。 4 11月上旬中国で調査を行った。青島市で青島酒店管理職業技術学院、青島調理学校、中国理工大学で学校の概要について聞き、予備調査を行った。また、青島市にある有名な電気製造企業のハイアールで企業の概要と人材養成システムについて聞き取り調査と資料収集を行い、企業内大学の海爾大学を見学した。
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