2005 Fiscal Year Annual Research Report
技術系専門職の教育とキャリアの形成に関する日中比較研究
Project/Area Number |
04F04278
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
矢野 眞和 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
劉 文君 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特別研究員
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Keywords | データの整理・分析 / 学会発表 / 日本と中国での現地調査 |
Research Abstract |
本研究は、日本と中国で職業教育を受け、その後製造業に従事している者を対象とする調査を中心に、日本と中国の技術系専門職におけるキャリア形成のメカニズムを解明し、学校教育と企業内教育の関係を明らかにすることを課題としている。本年度(2005年4月〜2006年3月)は、計画に基づき主にデータの分析と現地調査を行った。具体的には次のようなことに取り組んだ。 (1)日本と中国の職業教育に関するマクロデータを整理・分析を行った。 (2)上述の中国のデータに基づき、日本高等教育学会第8回大会に参加し、「中国の高等教育マス化と短期高等教育の変容」というタイトルの学会発表をした。 (3)2004年に既に予備調査を行っていた東陶機器株式会社(北九州)へのインタビュー調査。同社の人事担当者から、東陶機器の人材育成に関する取り組み、東陶機器の技術開発の状況、社員の技術養成、評価システムについてより詳細に聞き取りを行った。 (4)2005年10月に東京都日野市日野台にある日野自動車株式会社本社工場と教育訓練施設(日野高等工業学園)を訪問し、予備調査を行った。 (5)2005年8月、中国青島市・北京市で資料収集、調査を行い、国際比較教育学会大会に参加し、発表を行った。 (6)今までの研究結果の一部をまとめ、雑誌論文の形で公表した(裏面を参照)。
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