2005 Fiscal Year Annual Research Report
グリッドコンピューティングにおける協調型資源割付けに関する研究
Project/Area Number |
04F04285
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
高橋 直久 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAGHUVEL Subramaniam BHUVANESWARAN 名古屋工業大学, 工学研究科, 特別研究員
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Keywords | インターネット / 資源管理 / グリッドコンピューティング / 負荷制御 / 分散処理 |
Research Abstract |
グリッドコンピューティングのうちデータグリッドに焦点を絞り,その協調型資源割付け方式について研究を進めた.また,モバイルアドホックネットワークおよびネットワークセキュリティに関しても,検討を進めた.以下に各研究項目について述べる. 1.データグリッドの協調型資源割付けに関する研究 グリッドでは,可用性向上のため大容量のデータの複製が複数のノードに配置される.このような場合に,データをダウンロードする際に,ネットワークトラヒック,輻輳,サーバの性能の変動などにより,実用上の問題が生じる.我々は,複数のサーバから複製データを並列にダウンロードする協調的な割付け機能を有するダウンロードモデルに注目した.具体的には,グリッド環境において並列データ転送のための動的な協調割付け方式を提案した.この方式は,ネットワーク性能が大きく変化するような場合に有効である. 2.モバイルアドホックネットワークに関する研究 モバイルアドホックネットワークのためのオンデマンドマルチパスルーティングプロトコルAODVM-PPSPを提案した.複数のパスのなかから一つのバスを選択するための確率を有するマルチパス選択手法を設計した. 3.ネットワークセキュリティに関する研究 ファイアウォールでのパケットフィルタリングの二つのコンフィグレーションの間に潜む異常を検出するシステムをシストリックフィルタふるいアレイSIERRAにより実現する方式を提案した.提案方式では,副作用解析,等価性判定,合成解析の3つの機能を実現する.
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Research Products
(4 results)