2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04F04305
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
河本 昇 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DE BEAUCE Vivien 北海道大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | lattice fermion / Dirac-Kaehler Fermion / Super Symmetry on a Lattice / lattice QCD / discretization technique |
Research Abstract |
現在までのビビアン氏の研究は大きく分けて3つの方向に分類できます。 一つ目は、博士論文で提案された研究の延長線上で、格子状の微分形式を背景にしたトポロジカルな概念を取り入れたWhitney mappingの定式化を,格子フェルミオンの定式化に応用することである。具体的には微分形式で定式化されているディラック・ケーラーのフェルミオンの定式化をこの定式化を用いて完成させた。またこの定式化を発展させて重力を含む形でどの様に定式化するかが明らかになってきた。 現在進行中の研究として 定式化を用いた格子QCDの新たな定式化の提案。この定式化においては具体的にゲージ場を導入した場合にどのような具体的利点が有るかを明らかにすることを目標にしている。更に受け入れ研究者である我々との共同研究の進行として、格子上での超対称ゲージ理論の定式化を氏の定式化とどの様に融合させるかに関しての共同研究が進行している。この格子上での定式化では、ディラック・ケーラーの定式化が重要な役割をするが、氏の定式化はこれ等をうまく取り入れる定式化に成っており、トポロジカルな情報をどのように取り入れて発展させるかが焦点となっている。
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Research Products
(1 results)