2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04F04307
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
三田 一郎 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YANG Deshan 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | CP対称性 / B Physics / QCD |
Research Abstract |
名古屋大学素粒子論研究室ではB中間子の崩壊の研究が進められている。特に近年注目されているのは摂動的QCDの計算手法(PQCD)である。分担者のYANG氏はPQCDと競っているQCD Factorizaitionと呼ばれる手法にも熟知しているので、この研究分野に大いに貢献すると思う。 平成17年度は下記の2つの研究について発表を行った。 1."HEAVY-TO-LIGHT B MESON FORM-FACTORS AT LARGE RECOIL ENERGY : SPECTATOR-SCATTERING CORRECTIONS" by M.Beneke and D.Yang. Bが軽い粒子に崩壊する振幅の計算をNLO(Next Leading Order)まで含めるためにJet Functionを計算した。この計算によってspectatorクォークがhard-collinear scaleをどう影響するか解明した。 2."ENHANCED ELECTROWEAK PENGUIN AMPLITUDE IN B TO VV DECAYS" by M.Beneke, J.Rohrer and D.Yang. QCD Factorization手法を用いてB中間子が軽いスピン1粒子へ2体崩壊する振幅を計算した。この計算を通して電弱ペンギン振幅が予想より大きく重要な役割を果たすことを示した。この結果は実験で観測されている終状態の編極性を説明する。
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Research Products
(2 results)