2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04F04315
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
渡邊 信一 電気通信大学, 電気通信学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ITIN Alexander Pavlovich 電気通信大学, 電気通信学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 非線形シュレーディンガー方程式 / BEC |
Research Abstract |
試行プログラム開発用の32ビットペンティアムCPU(DUAL)搭載の高速パーソナルコンピュータを導入した。 1)ボーズ・アインシュタイン凝縮体における時間発展 2準位問題における非線形Landau-Zener問題の解を求めた。これまでに知られている特定の初期値に対する線形の時間変化の場合を一般化して、古典力学におけるseparatrix crossing問題に対比させて解を得た。 また、散乱長を時間変化させることによって自由空間中でBECを安定化させる問題に関して、非ガウシアン型の変分関数による手法を導入して、これまでの近似解にない精度で物理量を計算するのに成功した。 さらに、1次元空間での非線形微分方程式の解と、古典力学の解との類似性から非線形シュレーディンガー方程式の新奇な定常解を求めた。 2)時間に依存する電磁場中の量子物質系の解析と制御に適したアルゴリズムの開発は現在継続中である。
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