2004 Fiscal Year Annual Research Report
衝突噴流による高温面の急速冷却に関する研究(均一核生成とライデンフロスト温度について)
Project/Area Number |
04F04342
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
門出 政則 佐賀大学, 理工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ISLAM Ashuraful M D 佐賀大学, 理工学部, 特別研究員
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Keywords | 相変化 / 核生成 / 急速冷却 / 最大熱流束 / 遷移沸騰 / 膜沸騰 |
Research Abstract |
研究開始後まだ半年であるために、十分な実績を得る段階とまでなっていないが、以下の実績を得ている。 本研究を遂行するために必要な実験装置の作成を順調に進めている。実験に使用する高温面の温度測定値について数値解析を行い、従来の高温面の欠点を改善した。改善された高温画を新たに製作した。 本研究課題に関連する研究論文を探索し、関連する研究の整理を行っている。更に、従来の実験装置で得られた実験データ(高温面を衝突噴流で冷却したときの最大熱流束の変化など)を解析し、高温面の非定常冷却特性を明らかにしている。 高温面の非定常冷却中に得られる最大熱流束の値は、高温面の熱物性によって異なることおよびその大きさは固液の熱物性の比(ρcλ)に大きく依存することを明らかにしている。また、最大熱流束の値は濡れ位置が噴流衝突位置から11mmでは、定常状態で達成される限界熱流束と同様な傾向を示すことおよびその値を限界熱流束の予測式と固液の熱物性の比(ρcλ)を用いて推定する式を提案している。 高温面の濡れ面が拡大しない時間では、高温面は非常に短い周期(0.1msec以下)で濡れと乾きが繰り返されていることを予備実験で見出している。非常に短い周期で生じている濡れと乾きの現象を実験的に検証するための実験装置の検討を進めている。
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Research Products
(1 results)