2004 Fiscal Year Annual Research Report
マルチエージェント方式の適用による広域的負荷周波数制御のインテリジェント化に関する研究
Project/Area Number |
04F04346
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
檜山 隆 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BEVRANI Hassan 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 外国人特別研究員
|
Keywords | マルチエージェントシステム / インテリジェントエージェント / 負荷周波数制御 / 電力貯蔵システム / コンピュータネットワーク / 情報伝送遅延 / 電気二重層キャパシタ / H無限大制御 |
Research Abstract |
Matlab/Simulink環境下で負荷周波数制御のシミュレーションのための実規模系統のモデルを構築するとともに、モデル内に通常のLFC対応発電機以外に電気二重層キャパシタにより構成される小容量新型電力貯蔵システムを付加し本電力貯蔵システムによる負荷周波数制御性能の改善に関する検証を可能とした。コンピュータネットワーク上に負荷周波数制御を対象とした電力システムシミュレータを構築する際の基本となるVPNを用いた情報配信システムの基本部の構成とその動作試験を完了している。 新型小容量電力貯蔵システムとLFC対応発電機との協調型負荷周波数制御方式を開発し、電力貯蔵容量と制御性能改善度合いとの関係を明らかにすることで必要となる貯蔵容量の決定法を明らかにしている。 コンピュータネットワークを介した情報伝送遅延時間の制御性能に与える影響を明らかにし、伝送遅延による制御性能劣化を防止するための補償方式、伝送遅延が存在する場合の制御システムの設計方式を開発し、シミュレーションによりその有効性を明らかにしている。
|
Research Products
(1 results)