2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの交通流解析のための基礎データ共有化システムの設計とその開発
Project/Area Number |
04F04361
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中辻 隆 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RANJITKAR Prakash 北海道大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | Car-following / Lane-Changing / RTK-GPS / VRS-GPS / Human Factor |
Research Abstract |
追従と車線変更における運転者挙動特性に関する分析 以下の事項を目的として試験路、高速道路、および一般街路において車両走行試験を実施した。 ・追従と車線変更の走行試験プロトコルの確立 ・車両走行データにおけるRTK-GPSデータの精度検証 ・様々な走行条件下における追従と車線変更における運転者挙動特性の比較分析 走行試験は4台の車にRTK-GPSをメインとしてその他VRS-GPS等の機器を装着して実施された。 走行試験法、特に車線変更試験においては運転者の自由意志による車線変更と車線閉塞等による強制的な車線変更に関して代表的な走行条件の分類と試験手順の提案を行った。 GPSを用いた走行試験データの精度検証に関しては、RTK-GPSが数km程度に適用範囲が限られていたのに対して、固定電子基準点と携帯電話の組み合わせによるVRS-GPSにおいては、RTK-GPSと遜色ない精度が期待できることを確認した。 運転者の走行挙動に関しては、実施した走行条件下において、代表的な追従モデルと車線変更モデルの比較分析を行い、それぞれのモデル特徴の抽出を行うとともに、追従モデルに関しては独自モデルの作成を行った。また、タイ国における走行試験の実施とデータ解析を支援した(現在、タイ国データの到着を待って比較分析を実施予定)。 アジアの交通流研究のデータベース化に関して 前年度に引き続き、新たに発行された交通関連の論文集、国際会議報告集を対象として、車線変更および追従挙動に関する研究論文の追加レビューを実施するとともに、走行挙動に応じた分類整理を行った。
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Research Products
(4 results)