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2004 Fiscal Year Annual Research Report

タリム川下流域における生態システム回復のための適性Eco・water levelに関する研究

Research Project

Project/Area Number 04F04363
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

竹内 邦良  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) CHEN Y  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 外国人特別研究員
Keywords水資源 / 気候変動 / 時空間分布 / 生態回復 / 生態応答 / 地下水 / 氷河決壊洪水 / タリム川
Research Abstract

水資源と管理の研究
過去50年間のタリム川における流出量の変化、および水資源分野の気候変動の確からしい影響を解析した。私の研究で得られた結論は、過去50年間、温度が5%の有意水準で顕著に単調増加を示し、過去10年の山並みからの流出量が1980年と比較し上向きの傾向を示したことである。この地域における近年の人口と経済活動の急成長はタリム川流域の水資源分布を劇的に変化させた。研究報告書は2005年に中国科学誌から出版される予定である。
生態回復と環境保護の研究
タリム川下流への水運送の生態応答を解析した。植物性能やプロリンの内容と同様に地下水の地下水面と塩分の内容と、可溶性の砂糖、葉の植物内生ホルモン(ABA、CTK)をモニターして解析した。ポプラ樹への生理学上のストレスは水の放流後に減少した。また、地下水面が上昇している間は、地下水の塩分は1.76〜2.47倍に増加し、水のリリース効果は植物への塩分圧力の増加により弱められた。研究結果は、塩分の内容が67.15mMから72.65mMまで変化するときと、地下水テーブルの範囲が、-3.15mから-4.12mまで変化するときに、放流の効果が最適条件であることを示した。
洪水と災害減少の研究
ヤーカンダ川(タリム川の大支流)を対象例にとり、氷河湖決壊洪水と災害の活動および傾向をとり解析した。過去50年間、およそ20回の氷河決壊洪水が起こっている。現地調査により、ヤーカンダ川における氷河湖決壊洪水が、シャクスガン谷(ヤーカンダ川の最も大きい支流の1つ)の上側のケヤジール氷河によってせき止められた氷河湖から突発的に排出することに起因すると判明した。論文は、2005年1月京都で開かれた「水災害の監視・予測・軽減への貢献に関する国際会議」(MPMD-2005)で発表した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2005 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 中国タリム川における水資源の地球気候変動の影響2005

    • Author(s)
      陳亜寧(Chen, Y)
    • Journal Title

      中国科学誌 48(1)

  • [Journal Article] 中国カラコロム山脈北斜面におけるヤーカンダ川の氷河決壊洪水2005

    • Author(s)
      陳亜寧(Chen, Y)
    • Journal Title

      水災害の監視・予測・軽減への貢献に関する国際会議

      Pages: 381-386

  • [Journal Article] タリム川入江の人工再貯水に対するPopulus euphriticaの生理学的応答2004

    • Author(s)
      陳亜寧(Chen, Y)
    • Journal Title

      アクタ・ボタニカ・シニカ(Acta Botanica Sinica) 46(12)

      Pages: 1393-1401

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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