2004 Fiscal Year Annual Research Report
マルチスケールリモートセンシングを利用したマレーシアサバ州における泥炭湿地林の森林火災影響評価
Project/Area Number |
04F04439
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Research Institution | The University of Tokyo |
Host Researcher |
露木 聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授
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Foreign Research Fellow |
PHUA Mui-How 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 森林火災 / マルチスケールリモートセンシング / 泥炭湿地林 / マレーシア / QuickBird衛星 / SPOT衛星 / GIS |
Research Abstract |
本研究においては高解像度衛星データが重要な役割を果たすため、まず、対象とする保護林についてQuickBird衛星データの撮影(解像度:パンクロ0.6m、カラー2.4m)を研究開始直後に発注した。対象地域が熱帯降雨林地域で雲のかかっていることが多く、短期間での撮影が見込めなかったため、年度をまたいでしまうが撮影依頼期間を2005年1月19日から2005年4月19日の3ヶ月間とした。その結果、シーン全体としてはやや雲が多いながらも調査予定地上空には雲がほとんどかかっていないデータの撮影が2月4日に成功し、2月中旬に画像を入手することができた。また、中解像度データに関してはLandsat TMおよびETM+(解像度:30m)、SPOT4号のカラーセンサ(解像度:20m)を選択し解析に利用することとした。2003年5月以降のETM+センサ不具合のため、最近のデータについてはSPOT衛星を利用することとし、年度末ぎりぎりまで撮影済み画像の検索を行ったが、2005年撮影の画像が得られなかったため、上述の高解像度衛星データ撮影日を考慮して2003年3月26日撮影のデータを購入した。TMおよびETM+データに関しては、すでに手持ちのデータを利用することとした。現在、上述の衛星データや地図データとあわせてGISの構築作業を実行中である。さらに、来年度に行う現地調査計画の樹立、調査手法および項目の検討、関連研究の文献調査を行った。
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