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2005 Fiscal Year Annual Research Report

褐藻イソガワラ目の分子系統分類と生物地理に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04F04450
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

川井 浩史  神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) LIM Phaik-Eem  神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 外国人特別研究員
Keywords殻状褐藻 / 褐藻類 / 分子系統 / 系統分類
Research Abstract

本研究では,日本沿岸,マレーシア,インドネシアの沿岸において殻状褐藻イソガワラ類の標本を採集し,その形態学的観察を行うとともに,葉緑体ルビスコ遺伝子,ミトコンドリアcox遺伝子などを用いた分子系統学的解析を行い,イソガワラ類のうち特にRalfsia属の系統分類の再検討を行うとともに,特に亜熱帯域におけるイソガワラ類全般の多様性を明らかにすることを目的としている。本年度は,主に以下のような実績をあげた。
1.褐藻イソガワラ目の標本採集を,国内では,石垣島(沖縄県),大浦海岸(兵庫県),淡路島(兵庫県),三崎市(神奈川県),下田市(静岡県)の5カ所で,海外では,マレーシアとタイの2カ国で行い,標本の同定と観察を行った。
2.イソガワラ目の目および科レベルの系統関係を再検討するため,観察した標本から,DNAを抽出し,rbcLのDNA塩基配列を決定し,これらの配列を元に系統解析を行った。この分子系統解析の結果は,論文「Molecular Phylogeny of crustose brown seaweed(Ralfsiales, Phaeophyceae) inferred from rbcL sequences "rbcLの塩基配列による殻状褐藻(イソガワラ目,褐藻網)の分子系統学的研究"」として準備中である。
3.また,上記1,2の結果は,平成18年3月に鹿児島大学で行われる日本藻類学会第30回大会で発表予定である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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