2006 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト子宮内膜細胞による骨格筋再生と筋ジストロフィーに対する細胞治療の基盤的研究
Project/Area Number |
04F04547
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
梅澤 明弘 国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 部長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崔 昌浩 国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 外国人特別研究員
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Keywords | 筋ジストロフィー / 細胞移植 / 再生医学 / 細胞プロファイリング / 子宮内膜細胞 / 骨格筋 / 寿命延長 |
Research Abstract |
本研究の目的は、子宮内膜細胞の寿命延長することにより細胞増殖させ、筋ジストロフィーに対する細胞治療の基盤的研究を行うことである。昨年度に引き続き、今年度も、子宮内膜由来細胞の分離培養、細胞のプロファイリングの確定後、遺伝子導入による細胞寿命延長の検討と拒絶についても検討を行った。 In vitroの検討により、子宮内膜細胞の骨格筋マーカー(MyoD, desmin, myogenin, CD56)の発現を確認した。さらに、ヒト子宮内膜細胞を筋ジストロフィーマウスへ移植し、その具体的な実験手法を確立した。ヒト子宮内膜細胞を皮下・筋肉注射によりNOD/SCID IL-2γノックアウトマウスへ移植し、移植する細胞量・移植部位の検討を行った。その後、移植部位周辺を固定、包埋、薄切、染色し、移植した子宮内膜細胞の変化を調べた。その結果、移植した細胞からCD34(Human特異)、Vimentin(マウス細胞と反応しない)陽性が見られた。またdystrophin(Human特異)陽性骨格筋細胞も発現され、骨格筋への分化の可能性を示した。これらの結果は将来筋ジストロフィーなどの疾患への細胞治療に極めて重要な意味を持つと考えられる。また、調整したヒト子宮内膜細胞をモデルマウスへ移植し、特に拒絶を含めた免疫学的な視野から検討した結果生着した。dystrophinの発現を認めた。細胞の調整、プロファイリング、遺伝子導入による細胞動態および安全性を明らかにすることができた。
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Research Products
(1 results)