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2005 Fiscal Year Annual Research Report

補強土工法によるため池の革新的改修技術の開発

Research Project

Project/Area Number 04F04557
Research InstitutionNational Institute for Rural Engineering

Principal Investigator

毛利 栄征  独立行政法人農業工学研究所, 造構部, 室長

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ARANGELOVSKI Goran  独立行政法人農業工学研究所, 造構部, 外国人特別研究員
Keywordsため池 / 防災 / 3次元振動実験 / すべり面 / 補強土技術 / ニューマーク法 / 高耐久化技術
Research Abstract

平成16年度の調査の結果を受けて決定した対象とするため池の規模をべースとして、大型土のうを用いたため池の補強モデルを策定した。基本モデルに使用するため池堤体の補強には、新たに開発した大型土のうを用いることとして、土のう積層体の強度・変形特性について力学試験を実施し、中につめる材料と土のう材の相互作用が積層体の限界荷重に大きな影響を及ぼしていることを解明した。この結果に基づいて、現場適用が可能な技術として、大型土のうにつめる土質材料とその施工方法を確定した。また、実規模のため池堤体模型を農業工学研究所内の実験フィールドに築堤し、施工方法と安全性に関する実証試験を実施した。
さらに、大型土のうを用いたため池の補強モデルの地震時の安全性を解明するために、3次元振動実験を実施し土のう積層体の崩壊メカニズムを明らかにした。この結果、補強モデルは、兵庫県南部地震と同じ地震動に対して、十分な安全性を有しており、壊滅的な崩壊は発生しないことが明らかとなった。今回、使用した大型土のうは、土のう本体とこれに連結するシート部分がため池堤体の内部に挿入されるので、堤体と土のう積層部分が完全に一体化するため極めて高い補強効果を発揮している。一方、このモデルは、崩壊パターンが従来の堤体と異なるため、一般的な解析方法ではその安全性を評価することができず、新たな数値解析モデルの開発が必要であった。このため、振動実験によりため池内に発生するすべり面の形状や位置が明らかとなったので、懸案となっている崩壊メカニズムを確定しニューマーク法による数値解析モデルを開発した。実際のため池に対する具体的な数値解析については、平成18年度に実施して最適な補強断面の策定を行う。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Accumulated Deformation of Sand in One-way Cyclic Loading Under Undrained Conditions2006

    • Author(s)
      Arangelovski Goran, Ikuo Towhata
    • Journal Title

      Geotechnical Symposium in Roma, March 2006

  • [Journal Article] Effect of Multidirectional Shaking on Excess Pore Pressure Buildup during Shaking Table Tests on Pile Foundations2005

    • Author(s)
      Arangelovski Goran, Mohri Yoshiyuki
    • Journal Title

      40th Conference of Japan Geotechnical Society, July 2005 40

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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