2004 Fiscal Year Annual Research Report
腺様嚢胞癌細胞の浸潤におけるインテグリン、増殖因子受容体シグナルの協調作用
Project/Area Number |
04F04607
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白砂 兼光 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAMAH Abu-Ali 九州大学, 大学院・歯学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | 腺様嚢胞癌 / 扁平上皮癌 / EGF受容体 / ウロキナーゼ受容体 / 細胞外基 / インテグリン |
Research Abstract |
我々はすでに腺様嚢胞癌(AdCC)のコラーゲンに対する著明な浸潤はウロキナーゼ受容体(uPAR)とα2インテグリンや裏打ちタンパクとの協調作用によることを示した。今回、増殖因子受容体との相互作用を解析する。 EGF受容体(EGFR)数は扁平上皮癌(SCC)で高く腺様嚢胞癌(AdCC)細胞では低かった。しかし細胞外基質やリガンド刺激による受容体のリン酸化では大差はなかった。AdCCにuPARのアンチセンスを導入するとコラーゲンによるAdCCの接着斑形成や遊走性の亢進は完全に抑制されるが、このクローンのEGFR数は著明に増加していた。EGFRとuPARとの相互作用を解析するため、EGFR-GFP導入細胞の作製を行なっているところである。
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Research Products
(1 results)