2005 Fiscal Year Annual Research Report
ニホンザルとテナガザルの音声コミュニケーションに対する社会的影響について
Project/Area Number |
04F04803
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
正高 信男 京都大学, 霊長類研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEMASSON Alban 京都大学, 霊長類研究所(日本学術振興会), 外国人特別研究員
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Keywords | 霊長類 / 音声 / 柔軟性 |
Research Abstract |
霊長類研究所で飼育されているニホンザル放餌場群を対象に観察と音声の録音を行った。対象としたニホンザル群は2群で、視覚的に隔離されており遺伝的な交流もない2群である。2群の群れから対象個体を選び個体追跡法を用いて音声の録音および行動観察を行った。録音された音声は音響分析を行い、親和的な関係と音声の類似度における関係性を分析した。またその成果は日本国内の国際学会に参加し(国際哺乳類学会、札幌;国際応用動物行動学会、東京)報告を行った。 他の成果として、研究分担者がこれまでに行ってきた他の霊長類種との系統比較研究も行った。おもにグエノンであるが、この種と霊長類研究所で飼育されているニホンザル種とを比較する国際共同研究へ向けての予備調査も行った。
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Research Products
(1 results)