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2006 Fiscal Year Annual Research Report

EU拡大と「対テロ戦争」の観点から考察した地中海におけるESDP(欧州安全保障防衛政策)の将来

Research Project

Project/Area Number 04F04816
Research InstitutionNational Graduate Institute for Policy Studies
Host Researcher 岩間 陽子  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授
Foreign Research Fellow YIORGHOS Leventis  政策研究大学院大学, 政策研究科, 外国人特別研究員
Keywordsキプロス / 欧州安全保障防衛政策 / EU / MILEX05
Research Abstract

レベンティス氏の研究の目的は、キプロス島の置かれた非常に特殊な状況を、東地中海地域、ひいては拡大中東地域におけるにおける安全保障のために使う可能性を検討し、それが欧州安全保障・防衛政策(ESDP:European Security and Defence Policy)に与える影響を研究することであった。具体的には、キプロス共和国と、ギリシャ、トルコ、英国、それにEUとの間に存在する二国間関係と多国間関係をまず検討した。
資料としては、これらのアクター間の条約条文、諸政府や欧州委員会のプレス・リリースや政策ステートメント、欧州議会の議決などを使用した。また、日本や海外における国際会議出席を通じ、出席者間の意見交換、情報交換によって得られた見解も活用した。もっとも重要な成果としては、EUが2005年に行った軍事演習MILEX05の分析を行った。MILEX05は、ある仮想の島において、二つの民族グループ間のある地域を巡る緊張関係が高まり、紛争、そして周辺地域への拡大が懸念されるような状態になるというシナリオに基づいていた。このシナリオは、明らかにギリシャ系、トルコ系住民に分断されているキプロス島の状況に酷似している。この演習を分析し、これまでのEU,ギリシャ、トルコ、英国とキプロス共和国の取ってきた立場と、将来の政策、ポリシー・オプション、考え得る東地中海地域における安全保障協定のあり方を検討した。成果は、「キプロス:MILEX05における仮想の島。EUの自律的軍事活動の試行地か?」という論文となった。このほかに2点の論文を公表した。

Research Products

(1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Quo Vadis Kosovo? Quo Vadis Kypros? Self-Determination at the Crossroads2006

    • Author(s)
      Yiorghos Leventis
    • Journal Title

      Review of International Affairs LVI-LVII

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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