2005 Fiscal Year Annual Research Report
ラゴスにおける都市化モデルへのエコシステム手法の応用
Project/Area Number |
04F04820
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大西 隆 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BRAIMOH A.K. 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | リモートセンシング / ロジスティックモデル / 一般線形モデル / ラゴス / ガーナ / 土地利用変化 / 都市化 |
Research Abstract |
1.調査対象都市であるラゴスを対象とした現地調査を行い、人工衛星であるリモートセンシングの経年変化データの収集を行った。また人口・土地利用・産業等、土地利用変化モデル作成に必要な社会経済データの収集もあわせて行った。これらのデータを用いて、次項以降の分析を行うためのラゴスの土地利用変化のデータベースを作成した。 2.前項のデータ収集に加え、現地調査により文献収集や政策担当者に対するヒアリング調査を行い、土地利用制度や計画手法など、ラゴスの都市成長管理政策についての情報収集を行った。 3.構築したラゴスの土地利用変化データベースを用いて1984年から2000年にかけてのラゴスの土地利用変化モデルを構築した。モデル構築にあたっては、ロジスティックモデルを基礎としながら、精度を高めるためのクリギングによる空間線形補完をあわせて行う複合モデルを用いた。 4.近隣のガーナ北部を対象に本モデルを適用した分析を行い、モデルの汎用性を確認した。また本モデルを用いた分析により、移民の流入等による人口増加で薪等のバイオマスエネルギーの必要性の高まりによる草原から耕作地への転換と森林地域の減少が、ガーナ北部の土地利用変化の特徴となっていることを明らかにした。 5.前述した土地利用変化モデルを用いてラゴスの都市化要因の分析を行い、ラゴスの都市化の主要因が住居地域の広がりであることを明らかにし、環算影響を緩和するためのガーナの土地利用計画の提案を行った。
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Research Products
(2 results)