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2004 Fiscal Year Annual Research Report

野生地ランの多様性と菌根に対する共進化的対応

Research Project

Project/Area Number 04F04909
Research InstitutionForestry and Forest Products Research Institute

Principal Investigator

服部 力  独立行政法人森林総合研究所, 森林微生物研究領域, 主任研究官

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) SHEFFERSON Richard  森林総合研究所, 森林微生物研究領域, 外国人特別研究員
Keywords菌根 / ラン科 / PCR-RFLP / 宿主特異性 / Goodyera / Cephalanthera / Epipactis / Cypripedium
Research Abstract

研究対象として適当と考えられるラン属を検討した結果、これまでに北米産種を中心に研究実績のあるアツモリソウ属(Cypripedium)に加え、カキラン属(Epipactis)、シュスラン属(Goodyera)などを主要な研究対象とすることにした。国内における研究対象となるランの生息地確認のため、国内各地の植物・菌根研究者等と連絡をとるとともに、国内外(アメリカ合衆国およびエストニアを含む)でのラン採集許可の申請を行った。国内においては、レブンアツモリソウ等の採集のため希少植物研究者との研究推進上の打ち合わせを行った。さらに、アツモリソウ属の分布の中心である中国の研究者とコンタクトをとった。
日本国内において、ランの根サンプル採集を行った。採集した各サンプルについて、菌根形成菌および菌根の形態観察、写真撮影を行った。特定の菌に特異的なプライマーを用いたPCR試験を行い、増幅に適当なプライマーの選別・確認を行うとともに、採集したサンプルの菌根形成菌のおおまかなグループ確認を行った。ITS領域のPCR産物をRFLP法により解析、各サンプルの菌根を形成する菌の遺伝的な多様度をおおまかに推定しつつある。さらに現在、主要なサンプルについてITS領域およびミトコンドリア大サブユニット領域のシーケンスを行っている。今後、国内外各地のサンプル採集をすすめるとともに、PCRクローニング、シーケンスをすすめ、国内外の様々なランを材料として、野生ランと菌根菌の共進化的対応を明らかにするとともに、希少なラン類の生育・分布を左右する要因としての菌根菌の意義付けを行っていく。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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