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2005 Fiscal Year Annual Research Report

グローバル化時代のバンコクにおける構造変化とインフォーマルエコノミーの検証

Research Project

Project/Area Number 04J00170
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

遠藤 環  京都大学, 東南アジア研究所, 特別研究員(PD)

Keywordsインフォーマルエコノ / インフォーマルセクタ / フォーマルセクター / グローバリゼーション / 都市貧困 / スラム / バンコク / 零細・中小企業
Research Abstract

平成17年度前半は、平成16年度に引き続き、インフォーマル経済従事者を対象に、ミクロな実態調査を実施した。調査の基本的課題は主に3つである。まず第1に、2004年4月に火災で全焼してしまった調査コミュニティにおける火災後の「居住」と「職業」の変化と人々の対応を調査することにより、都市下層の都市生活におけるコストとリスクに焦点をあてた。またその上で、各個人・世帯の生存戦略の相違と、コミュニティ内格差の実態を明らかにすることを試みた。5〜6月にかけては、2004年度の火災以前に質問表調査を実施した66世帯の内、追跡可能な55世帯を訪問・調査(調査手法:インタビュー・質問表および昨年度から継続している参与観察)した。8・9月には、コミュニティの住民やリーダーとともに、質問表を全戸配布した。自主記入方式であったが、全700世帯のうち、約400世帯分を回収した。第2には、都市の産業・労働市場の構造変化と、ミクロな人々の職業・生活の変化の関連をより明確にするために、バンコクの職業機会とコミュニティの住民の職業変化に関するライフコース分析の補足調査およびバンコクの空間配置に関する調査(統計・企業登録などの検討)を実施した。第3には、コミュニティ内外の関係を明らかにするために、コミュニティの内職労働者が生産する製品(アジア各国へ輸出)の生産関係の調査を実施した。元請の工場や仲介人、卸元、税関などに対するインタビューなどが中心である。17年度後半は、これらの調査結果のデータを整理・分析するとともに、2つの国際会議で発表している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] From Informal to Informal? Global Restructuring and the Life Course of Women Workers in Thailand2005

    • Author(s)
      Tamaki Endo
    • Journal Title

      Gender, Technology and Development Journal 9(3)

      Pages: 423-450

  • [Journal Article] 第14章 バンコクの都市コミュニティとネットワーク形成2005

    • Author(s)
      遠藤 環
    • Journal Title

      東アジア都市論の構想-東アジアの都市間競争とシビル・ソサエティ構想(田坂敏雄編)(御茶の水書房)

      Pages: 423-450

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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