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2005 Fiscal Year Annual Research Report

不安定核RIビームによる中間エネルギー陽子弾性散乱を用いた核子密度分布の研究

Research Project

Project/Area Number 04J00623
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

寺嶋 知  京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)

Keywords不安定核 / 弾性散乱 / 密度分布
Research Abstract

今年度は重イオン検出器系単体のテストを行うと共に、検出器全体を用いたテストを理研や放医研で行った。
入射重イオン検出器に関しては、前年度に引き続き放医研で^{20}Oビームを用いて行った。ターゲット上の位置と角度を求めるためのMWDCを設計しテストを行った。測定条件としては数kHz環境下のもとσで0.1mm前後程度の分解能を必要とする。位置分解能はほぼ達成したものの検出効率は十分にあがらなかったので面構造を改良に再び測定を行い、改善を確認した。反跳陽子検出器系に関しては、エネルギー検出器となるNaI(Tl)の比較的高いエネルギー陽子を用いての分解能、位置依存性のテストを東北大学サイクロトロン加速器で78MeVの陽子ビームを用いて行った。この測定により弾性散乱実験で必要なNaI(Tl)のうち時間の制約もあり14本のうち3本しかテストできなかったが分解能としては実用に値することと、タンデム加速器での低エネルギーでの測定と矛盾ない位置依存性が見られることを示した。
これらの結果を受け、理研においてArの一次ビームを用いて反跳粒子の測定を行った。装置として全体が動作することを確認し、弾性散乱と思われる角度とエネルギー相関を確認した。今年度末には放医研で^{20}Oの二次ビームを用いて測定を行った。予想以上に広がったビームを用いることによるバックグラウンドが大きくマシンタイム内では完全に除去できなかったが、陽子標的からと思われるイベントビームトラッキングや、反跳粒子系のdE-E-TOFにより確認しデータ収集を行った。
また弾性散乱グループの代表としてこれまでのRCNPで行った実験の成果や今計画している不安定核研究に対して国際ワークショップで口頭発表を、アメリカの物理学会と合同で行われたJPS・APS合同物理学会でも口頭発表を一回ずつ、計2回行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Analyzing powers for exclusive 1s 1/2 proton knockout from light nuclei2005

    • Author(s)
      T.Noro et al.
    • Journal Title

      Physical Review C 72

      Pages: 041602

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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