2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04J02183
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
陳 春紅 名古屋工業大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 環境融和セラミックス / 遠心モールド法 / 傾斜機能材料 / 円筒フィルタ / 造孔材 / 0リング試験 |
Research Abstract |
本研究は,遠心モールド法(遠心力によって焼結前の複合グリーン体に組成の傾斜をつける方法)と傾斜機能材料(複数の相を連続的に傾斜させて各相の機能を併せ持つようにした材料)という材料設計概念に基づいて,気孔径・気孔率傾斜によって機械的特性に優れるセラミックス円筒フィルタの新たな材料設計概念を考案したものである.一般にフィルタは低い強度にもかかわらず熱衝撃に強いという性質を有するが,それは,例えば高温のフィルタが冷媒によって冷却される場合を考えると,冷媒がフィルタ内に浸透することによって熱応力を緩和するためである.この現象を積極的に利用しようとする構造設計と,気孔径・気孔率傾斜という材料設計を組み合わせるものが「環境融和傾斜機能フィルタ」である.その実現のために次のことを行った. 1)アルミナとタングステンよりなる中空円筒傾斜機能材料を遠心モールド法によって作製し,かつ,その焼結後の残留応力を解析した. 2)高温用フィルタの材料設計概念を提案し,アルミナ+造孔材のスラリーから遠心モールド法を用いて傾斜機能グリーン体を作製し,フィルタ機能と強度を両立させたセラミックスフィルタの作製に成功した. 3)気孔率の傾斜したアルミナ円筒フィルタを遠心モールド法により作製し,その強度特性を0リング圧環試験により求めた.
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Research Products
(6 results)