• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

精子先体反応の分子メカニズムと種特異性・普遍性の研究

Research Project

Project/Area Number 04J03898
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

上田 泰史  神戸大学, 遺伝子実験センター, 特別研究員(PD)

Keywords受精 / 先体反応 / アフリカツメガエル
Research Abstract

本課題の目的は、無尾両生類アフリカツメガエル(Xenopus lavis)をモデル動物として、精子の構造と機能に関する研究を行うことにより、受精の分子メカニズムを解明することである。特に、精子が受精能を獲得するために必須のプロセスである「精子先体反応」を誘導する物質(ARISX : Acrosome Reaction-Inducihg Substance in Xenopus)とその受容体に焦点を充て研究を行っている
精子上に存在するARISX受容体分子を同定するためにすでに作製した精子細胞膜分画を抗原とした抗体ライブラリーの内、精子に先体反応を起こさせるモノクローナル抗体をマウスの腹水を使って大量に精製した(5A7C8)。精製した抗体はFabフラグメントにしても、ARISXを分泌する輸卵管直部の抽出液(PRE)とほぼ同等の先体反応誘起活性を持っていた。この抗体による精子の免疫染色の結果は非特異な染色が多かったが先体部分を染色することが示唆された。この事は精子の膜分画をウェスタンブロットすると先体反応後の精子から得た膜分画は、先体反応前の精子から得た膜分画に見られる5A7C8に反応する約120kDaのバンドが失われたことと一致する。これらの結果から、5A7C8が認識する分子がARISXの受容体である可能性が高い。ARISXのタンパク部分を解析中するためにPREを過ヨウ素酸で処理して糖鎖を開裂したものをウェスタンブロットしたが、ARISXはウェルの底に引っかかってゲル中に入らなかった。糖鎖がARISXの可溶性に関与しているのかもしれない。ARISXをPREから免疫沈降することを試み回収に成功し、現在解析中である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi