• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

戦後日本における文教政策の展開と構造

Research Project

Project/Area Number 04J05171
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

石田 雅春  広島大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(PD)

Keywords広島県 / 広島市 / 竹下虎之助 / 平岡敬 / 被爆朝鮮人・韓国人 / 大平正芳 / 福田赳夫 / 三木武夫
Research Abstract

本年は、(1)戦後地方における教育の展開、(2)講和独立後の教育政策について研究した。
(1)については、前年度に引き続き地方軍政部の史料を分析するとともに、広島県を事例に新規史料の調査・整理に取り組んだ。具体的には、共同で竹下虎之助氏(前広島県知事)、平岡敬氏(前広島市長)のオーラル・ヒストリーを行うとともに、関係史料の整理・分析に中心となって取り組んだ。
(1)残念ながら教育の分野ではあまり収穫がなかったが、オーラル・ヒストリーの成果については編集を行い、広島大学文書館編『聞き書き平岡敬平和回想録』(広島大学文書館、2005年11月)、竹下虎之助『竹下虎之助回顧録-広島県政五十年の軌跡-』(現代史料出版、2006年5月発行予定)という形で公開する。
(2)整理した史料(被爆朝鮮人・韓国人に関するものが中心)については解題を附して、広島大学文書館編『平岡敬関係文書目録第1集』(IPSHU研究報告シリーズNo.34、2005年7月、広島大学平和科学研究センター)を発行した。
(2)については、逆コース期の史料収集・分析を進めると共に、高度経済成長期の史料についても調査・研究を進めた。
その一環として『大平正芳関係文書』 (大平正芳記念館蔵)の調査・研究を行った。史料は政局に関する文書が中心で、残念ながら教育に関する史料がほとんどなかった。しかし調査の成果をもとに「三木内閣の経済政策と大平正芳蔵相の役割-「三木おろし」の政策的背景に関する一考察」をまとめた。本論文では、三木武夫首相と大平正芳蔵相・福田赴夫副総理の間の政策認識の差を明らかにし、政局の観点のみで「三木おろし」を説明してきた通説に対して、政策の観点から再評価する見方を示した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 三木内閣の経済政策と大平正芳蔵相の役割-「三木おろし」の政策的背景に関する一考察-2006

    • Author(s)
      石田雅春
    • Journal Title

      大平正芳関係文書の整理・公開・保存および研究基盤の創出に関する調査成果報告書 (未定)(掲載決定)

  • [Journal Article] 解題2005

    • Author(s)
      石田雅春
    • Journal Title

      広島大学文書館編『平岡敬関係文書目録 第1集』(IPSHU研究報告シリーズ、広島大学平和科学研究センター) No.34

      Pages: 1-4

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi