2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04J05499
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
堀江 健生 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | ホヤ / 神経回路網 / 遊泳行動 / モーターニューロン / 神経筋接合部 / ロコモーション / 光受容器官 / 眼 |
Research Abstract |
1.ホヤ幼生の視細胞の形態 視細胞特異的抗体であるアレスチン抗体とオプシン抗体を用いて、カタユウレイボヤCiona intestinalisの視細胞の形態を調べた。その結果、ホヤ幼生の視細胞は脊椎動物の眼に類似した形態をしていることを明らかにした。また、ホヤ幼生の視細胞は脊椎動物と同様にグルタミン酸作動性であること、視細胞の軸索は脳胞の内側へと投射していることを明らかにした。 2.ホヤ幼生の運動神経回路網の解析 さまざまな動物において、運動に重要な役割をすることが知られている、コリン作動性ニューロン、GABA作動性ニューロンについて解析を行った。その結果、ホヤ幼生の遊泳行動はGABA作動性ニューロンがコリン作動性ニューロンの作用を抑制することにより調節されていることを明らかにした。 3.ホヤ幼生の光応答に関与する神経回路網 視細胞特異的遺伝子のプロモーターを用いて、視細胞で経シナプストレーサーであるWGAを発現させ、視細胞を起点とする神経回路を選択的に可視化した。その結果、視細胞はコリン作動性モーターニューロンの一部に入力していることが明らかになった。
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Research Products
(3 results)