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2005 Fiscal Year Annual Research Report

イモリ精原細胞の減数分裂開始機構の解明

Research Project

Project/Area Number 04J08613
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

安部 恵祐  熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 特別研究員(DC2)

Keywords精子形成 / イモリ精原細胞 / EGF / ErbB inhibitor / PD98059 / LY294002
Research Abstract

Epidermal Growth Factor(EGF)は精原細胞の分化や増殖を制御し、セルトリ細胞で発現していることが知られている。EGFファミリーはそれぞれErbBファミリ-(ErbB1〜4)と結合する。ErbBは2量体を形成し、様々な組み合わせのヘテロダイマーやホモダイマーを形成し、必要に応じたシグナル伝達経路にシグナルを伝える。EGFはEGF receptor(ErbB1)に結合し、Raf/MAPKもしくはPI3Kの経路へとシグナルを伝達する。
そこで、私はイモリ精巣器官培養を用いて、イモリ精原細胞へ対するhuman recombinant EGF(hEGF)の働きについて調べた。その結果、hEGFが濃度依存的(200ng〜4μg/ml)に精原細胞を増殖することがわかった。しかし、2週間の精原細胞の長期培養を行ったところ、porcine FSHでは精母細胞へ分化するのに対し、hEGFでは分化しなかった。また、ErbBの働きを調べるために、ErbB阻害剤を用いて実験を行った。PD153035(ErbB tyrosine kinase inhibitor)・AG879(ErbB2 inhibitor)・AG1478(EGFR inhibitor)を用いた。hEGFとpFSHによって増殖活性を上げた精原細胞へ対して各阻害剤を培地へと添加した。その結果、各阻害剤は阻害作用を示した。精原細胞の増殖ではErbBファミリーが働いていることが示唆された。また、同様にMAPKとPI3kシグナル伝達経路を調べるためにPD98059やLY294002を用いた。hEGFとpFSHによって増殖活性を上げた精原細胞へ対して各阻害剤を培地へと添加した。その結果、両シグナルとも精原細胞の増殖にかかわっていることがわかった。他に,ErbBの発現や一部クローニングも行った。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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