1993 Fiscal Year Annual Research Report
日米の保健医療研究者・専門家の教育システムに関する比較研究
Project/Area Number |
05045043
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鈴木 庄亮 群馬大学, 医学部, 教授 (40010011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
THOMAS Burks テキサス大学, 医学部・教授, 副学長
森下 靖雄 群馬大学, 医学部, 教授 (40145470)
ROBERTS R. E テキサス大学, 公衆衛生大学院, 教授
鈴木 守 群馬大学, 医学部, 教授 (60056033)
LEE Eun Sul テキサス大学, 公衆衛生大学院, 教授
古屋 健 群馬大学, 教育学部, 助教授 (20173552)
JUDITH Crave テキサス大学, 医療技術学部, 教授
町山 幸輝 群馬大学, 医学部, 教授 (40010194)
RONALD C. Me テキサス大学, 医学部・教授, 副学部長
倉茂 達徳 群馬大学, 医療技術短期大学部, 教授 (90008251)
GUENDOLYN Sh テキサス大学, 看護学部, 副教授
大野 絢子 群馬大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00251132)
土屋 純 群馬大学, 医療技術短期大学部・教授, 部長 (00008252)
GEORGE Stanc テキサス大学, 医学部, 教授
城所 良明 群馬大学, 医学部, 教授 (00053083)
近藤 洋一 群馬大学, 内分泌研・教授, 所長 (70008598)
PAUL Darling テキサス大学, 医生物学大学院, 教授
三浦 光彦 群馬大学, 医学部, 教授 (50009130)
村田 和彦 群馬大学, 医学部・教授, 学部長 (60010237)
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Keywords | 医学教育 / 看護学教育 / 大学院教育 / 医療技術教育 / 卒後教育 / 教育制度 / 日米比較 |
Research Abstract |
平成5年4月頃から手紙とFAXで頻繁にやりとりして、研究計画および訪問日程の打ち合わせを行い、予定どおり群馬大学より5名の教官、すなわち医学部の鈴木庄亮を代表として、鈴木守、城所良明、森下靖雄、および医療短期大学部看護学科の大野絢子の各教授は、平成5年9月20〜27日にテキサス大学健康科学センターヒューストン校を訪問しこの研究計画を実行した。すなわち、同校の医学部、医学生物学大学院、公衆衛生大学院、看護学部、医療技術学部、および2つの関連病院について、各学部の教育担当副学部長級の者から配布説明資料にもとづいて概要説明を受けたあと視察と討論を行った。 群馬大学と比べて、4年制で修士課程のある看護教育がすすんでいること、専門化した看護婦の業務は救急やICUにおいても医師の肩代わりをする面があること、2つの大学院は制度・教官・施設の点ではるかに充実していること、医療技術は各種の分化した専門職種教育を含むこと、医学教育では学生の学習施設が充実していることなどが優れた点であった。逆に、生理学・薬理学・寄生虫学などの基礎医学実習がないなどの問題点が指摘された。 次いで、同校から副学長のTFバ-クスと同教務担当のLブラノン、公衆衛生大学院のREロバ-ツ、副医学部長のPバトラ-、副看護部長のGシェルウッドの各教授ないし助教授を平成6年1月22〜29日に招聘し、群馬大学およびその医学部、附属病院、医療短期大学部、大学院、内分泌研究所および県内の保育所・小中高校・保健所・健診機関等に案内した。附属病院の電算化、健診の普及充実、研究所の老朽施設による充実した研究、学部6年一貫教育、看護教育と大学院教育の遅れ等が注目され議論された。 両校の各研究分担者から提出された視察と討論のレポートを翻訳編集し、各相手のコメントを加えて2年目の継続研究実施に備えることとした。
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