1994 Fiscal Year Annual Research Report
人間地球系-人間生存のための地球本位型社会の実現手法・総括班
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05278106
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安井 至 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20011207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茅野 充男 東京大学, 農学部, 教授 (10007677)
浦野 紘平 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60018009)
松尾 友矩 東京大学, 工学部, 教授 (80010784)
高月 紘 京都大学, 環境保全センター, 教授 (80026228)
中杉 修身 国立環境研究所, 総合研究官 (50109899)
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Keywords | 環境科学 / 地球環境 / 評価関数 / 人間活動 / 地球インパクト / 先端技術 / 継世代的影響 / アジア地域 |
Research Abstract |
本総括班は「人間-地球系」全体の総括組織として、小領域間の交流を円滑化し全体としての目的達成に資するためのものであり、運営委員会により研究者相互の情報交流を助け、有機的連携のもとに研究が遂行されるよう図った。すなわち、(ア)地球レベルでの環境問題の理念、環境科学研究体系のあり方の検討、(イ)全体会議を通じた研究成果のチェック・アンド・レビュー、(ウ)成果の集約・対外的広報のためのシンポジウム・講演会の開催と成果報告書等の刊行、(エ)今後必要となる課題の抽出とその組織化の検討、を主眼に下記の活動を行った。 (1)運営委員会の開催:評価委員を含む拡大委員会として計4回(6年5・7・11月、7年1月)開催した。 (2)研究広報類の刊行:平成6年度研究計画概要(6年8月)、研究者名簿(同9月)、研究成果報告書(7年3月)、およびニュースレターNo.4(6年5月)、No.5(同9月)、No.6(同12月)、No.7(平成7年3月)を刊行した。 (3)全体会議の開催:第1回(6年7月、東京)、第2回(研究成果報告会。7年1月、福岡)を開催した。 (4)全体シンポジウム開催:6年11月、筑波研究交流センターにてシンポジウム「微生物を利用した排水および廃棄物の新しい処理・有効利用技術」とポスターシンポジウムを開催した。 (5)検討班の活動:データベース検討班、アジア地域検討班、環境情報の社会伝達に関する検討班の活動を支援した。 (6)一般向け講演会の開催:平成7年1月の研究成果発表会の折、福岡市役所講堂にて一般市民をも対象とする環境科学講演会を開催した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 安井至: "廃棄電気製品に含まれる有害金属の仮想環境中における溶出" 環境科学会誌. 7. 35-41 (1994)
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[Publications] 松尾友矩: "地球温暖化と生活系都市代謝システムの未来" 公害企業. 25. 2-10 (1994)
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[Publications] K.Urano: "Influence of Chemicals Commonly Found in a Water Environment on the Salmonella Mufagenicity Test" Sci.Total Enuiron.153. 169-175 (1994)
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[Publications] M.Chino: "Isolation of an Arabidopsis thaliana Mutant,Mtol,that Over-accumulates Soluble Methionine:Temporal and Spatial‥‥" Plant Physiol.104. 881-887 (1994)
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[Publications] 岡田光正: "湿地の特性とその機能" 水環境学会誌. 17. 142-148 (1994)
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[Publications] 坂村博康: "LCA手法による環境負荷評価" 生産研究. 46. 320-326 (1994)
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[Publications] 安井 至: "「人間-地球系」研究成果報告集" (1995)
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[Publications] 鈴木基之: "環境と人間 その共存の鍵" クバプロ,技報堂, 128 (1994)