1998 Fiscal Year Annual Research Report
「人間地球系」-人類生存のための地球本位型社会の実現手法
Project/Area Number |
05278106
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安井 至 東京大学, 国際・産学共同研究センター, 教授 (20011207)
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Keywords | 人間地球系 / 地球環境制約 / ヒューマンサバイバル / 社会制度 / 環境技術 / 人工的環境保全 / 人体影響 / 環境総合評価 |
Research Abstract |
人間地球系の研究の過年度取りまとめ課題として、以下の活動を行った。 1, 一般公開の報告会開催 2, 参加者の記録冊子の作成 3, 参加者の学術論文のインターネットへの掲載 4, 一般向け成果報告としての一般図書の発行とその原稿収集 まず、一般公開の報告会であるが、平成10年6月11日東京大学安田講堂において、講師7名による講演会として挙行した。一般にはダイレクトメールによる案内を行い、ピーク値で参加者700名を得た。 参加者の記録冊子については、各人1ページを原則として、環境研究における重要事項であり、かつ、本研究領域の存在基盤をなす社会的要請について、各参加者がどのような貢献ができたかについて特に記述をしてもらった。 参加者の学術論文については、まとめて一冊とするには余りにも大部であったため、また、一般社会への公開性の観点から、インターネット上に論文を掲載することにした。ただし、論文の版権などの問題もあって、テキストに戻して掲載することとした。そのため、スキャナーによるOCR技術を利用した。 一般向け図書の発行は、当領域の社会的要請に応えるためには必須事項と考え、領域全体の目次に相当するものとして、「市民のための環境学入門」(丸善ライブラリー)が出版された。その後、各班の成果について順次発行が進んでおり、「エコロジーテスト」(ブルーバックス)、「環境と健康II」(へるす出版)がすでに刊行済みとなっており、さらに、丸善より、地球・環境・人間シリーズとして4冊が企画立案され、原稿を収集中となっている。
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