1993 Fiscal Year Annual Research Report
日本とイギリスの地方自治体における予算編成過程の比較研究
Project/Area Number |
05451115
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
西山 一郎 香川大学, 経済学部, 教授 (20035926)
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Keywords | 予算編成 / 地方自治体 / 国庫補助金 / 地域総合整備事業債 / 地方議員 / 住民 |
Research Abstract |
平成5年度の研究実施計画の順序に従って、本年度の研究の概要を述べる。 1.購入した32ビットのパソコンとレーザー・プリンターを使って、平成6年度に行う日本の調査対象の自治体を決定しその名薄を作成した。平成5年7月現在の市町村は3235団体であるが、調査票の質問が市町村から見た都道府県との関係を尋ねるものを含むので12政令指定都市を除く3223団体から、層化抽出法により3分の1の1074団体を抽出した。層化抽出を行うに当たって、外注により全国の市町村の実質収支比率、公債費比率、財政力指数、第1次・第2次・第3次就業者数等をフロッピに入力した。この資料は、調査の回答の分析にも使用するつもりである。現在、抽出された1074団体の住所をディ・ベースに入力し、タックフォーム・ラベルに打ち出す準備ができている。 2.調査票を作成したこと。現在出来上がっている調査票は、34の質問項目からなる。それらの質問は、大きく分けて、10群に分かれる。まず第1に、自治体の予算編成方針の作成について尋ね、つぎに、予算編成における首長の役割について尋ねる。以下、経費の査定、国庫補助金と予算編成の関係、地域総合整備事業債と予算編成、予算編成の特徴、予算編成におけるコンピューターの利用、補正予算の編成、都道府県や自治体の議会との関係、最後に予算編成と住民との関係である。特に、国庫補助金ならびに地域総合整備事業債と予算編成の関係についての質問を設けたことが今回の調査票の新しい点であろう。 3.本年度は、課題と関連する研究として、香川県下の市町における予算編成と議員の役割に関する調査をまとめることが出来た。この概要は、平成6年度に公刊の予定である。
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Research Products
(1 results)