1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05610064
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉田 敦也 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (50191573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 喜英 国立循環器病センター, 周産期治療科, 医長
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Keywords | 胎児行動 / 未熟児行動 / 呼吸様運動 / 観察 / 反応性 / 画像処理 / 保育器 / 集中治療 |
Research Abstract |
本研究では、(1)胎児の基本的行動特性、(2)母体外からの言語音、音、光、触刺激等への反応性、(3)同一の在胎週齢にある未熟児の行動特性との比較検討、を行なうための基礎的研究として、胎児と未熟児の行動比較を可能にする行動計測方法の開発と、それによる、胎児の呼吸様運動期の体動(体幹の粗大な動き)パターンの解析を行なった。在胎週齢28週付近の胎児3名を対象として、児が呼吸様運動期の状態にある時に、横隔膜に直交する断面の動きを超音波診断装置により観察/ビデオ記録し、これを独自に開発したスリットスキャナー型の画像処理装置によりパターン解析した。スリットスキャナー型の行動解析システムは、臨床現場で使用されている超音波診断装置の映像解析方式に類似した方式で画像処理する動画解析システムであり、リズミカルな横隔膜運動を波形データとして抽出することができた。一方、以上の胎児行動データを、未熟児行動のデータと比較するために、同様の在胎週齢にあり、保育器内部で仰臥して集中治療を受けている未熟児を対象に、その胸部の垂直方向の動きを同一のスリットスキャナー型画像処理システムにより解析した。この結果、胎児の呼吸様運動時の横隔膜の動きと、保育期内部で集中治療を受ける未熟児の胸部の動きは、部分的にではあるが、類似したパターンが含まれることが明らかとなった。このことは、未成熟な状態で肺呼吸を開始した未熟児の成長・発達のプロセスを特徴づけるものであり、無呼吸発作などの問題を考える上に重要な知見となるものと考えられる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Atsuya YOSHIDA: "On the concept of Hyper Hospital,a medical care system distributedly constructed on the electronic information system" Proceedings of 2nd IEEE International Workshop on Robot & Human Communication. 2. 365-369 (1993)
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[Publications] Atsuya YOSHIDA: "Which do you feel comfortable,in erview by real doctor or by a virtual doctor?" Proceedings of 2nd IEEE International Workshop on Robot & Human Communication. 2. 370-374 (1993)
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[Publications] Atsuya YOSHIDA: "HABITAT-On a visual communication for entertainment." Proceedings of Imagina 94. 249-254 (1993)
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[Publications] Yoshihide CHIBA: "Clinical aspect of felal obstructive uropathy with in utero estimation of renal function and intrauterine shunt placement" Journal of Meternal-Fetal Investigation. 3. 225-231 (1993)
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[Publications] 千葉 喜英: "胎児治療の現況と将来" 産婦人科治療. 66. 20-24 (1993)
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[Publications] 千葉 喜英: "閉鎖性尿路疾患の胎児手術" 日本小児泌尿器科学会雑誌. 1. 23-25 (1993)