1993 Fiscal Year Annual Research Report
補強土における境界摩擦特性および補強斜面の合理的設計法の研究
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05650465
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松井 保 大阪大学, 工学部, 教授 (20029143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辛 嘉靖 大阪大学, 工学部, 助手 (60226082)
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Keywords | 補強土 / 境界摩擦 / 拘束ダイレイタンシー / 地山補強 / 合理的設計法 |
Research Abstract |
本年度は,種々の補強財と地盤との相互作用をより詳細に検討するため,補強材にすべりが生じる際の境界摩擦に関する拘束された状態でのダイレイタンシー特性の解明に努めた。本年度行った研究の具体的な内容は次に示す通りである。 1.拘束条件制御型境界摩擦せん断試験機の詳細設計を完成し,試験装置を製作した。 2.すでに提案している拘束ダイレイタンシー特性を表現できるジョイント要素型力学モデルの問題点について検討した。 3.種々の補強材-地盤間の相互作用に適用できるように,さらに汎用性のあるジョイント要素型力学モデルの開発に努めた。 4.提案しているジョイント要素型力学モデルにおける力学パラメーターの決定法の確立に努めた。 拘束条件制御型境界摩擦せん断試験機の製作において測定および制御精度を確保するための技術的な問題点が生じ,詳細設計を見直した。このため試験装置の製作が遅れ,実験的な研究は当初予定していたよりもかなり遅れた。それで今年度は解析的な研究を主に進め,提案しているジョイント要素型力学モデルの開発・修正に努めた。しかし,現在,試験装置の製作も完了し,計測機器のキャリブレーションや予備実験等を開始している段階である。
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