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1993 Fiscal Year Annual Research Report

馬鈴薯皮下黒変の非破壊測定法の開発

Research Project

Project/Area Number 05660375
Research InstitutionObihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

Principal Investigator

石橋 憲一  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (60003117)

Keywords馬鈴薯 / 皮下黒変 / 内部損傷 / 近赤外分光分析 / 非破壊測定
Research Abstract

1.研究目的:収穫ならびに搬送時の打撲が原因で発生する馬鈴薯の皮下黒変(black spot)を非破壊で測定する方法を確立するために、本研究を行った。
2.実験方法
(1)試料:収穫後、キュアリングを経て約10℃で貯蔵したトヨシロと1℃前後で貯蔵したメークインを用いた。洗浄後の各試料表面の平坦な部位に、落下試験装置で2回の衝撃を与え、室温で2日間放置したものを近赤外分析用試料とした。
(2)近赤外分光分析:使用機器はネオテックNIRS6500分光光度計である。暗箱の底に試料を置き、下部からファイバープローブを入れて試料の皮下黒変発生部位の反射光のスペクトルを測定した。
(3)皮下黒変指標値:各試料の近赤外スペクトル測定後、皮をむきDwelleらの方法に準じ、皮下黒変の程度を0-5の6段階に分類した。
3.結果と考察
(1)皮下黒変の近赤外スペクトル:メークインよりもトヨシロの皮下黒変発生率は極めて低く、品種間の差異が大きいことが明らかとなった。また、400-1350nmの波長域の2次微分スペクトルと皮下黒変指標値との相関を調べた。
(2)スペクトルデータと皮下黒変指標値との関係:各試料の2次微分スペクトルの3波長とそれに対応する皮下黒変指標値との重相関係数はトヨシロで0.64、メークインでは0.70であったが、0.95前後の実用上の精度を得るためには、試料とファイバープローブとの距離を一定にし、色差計による客観的な皮下黒変指標値を用いることなどが今後の課題であろう。

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Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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