1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671197
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
福林 徹 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (70114626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新津 守 筑波大学, 臨床医学系, 助手 (50251062)
宇川 康二 筑波大学, 臨床医学系, 助手 (40213409)
阿武 泉 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50138707)
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Keywords | 膝前十字靭帯再建 / 筋萎縮 / MRI / 筋力計測 / 筋力トレーニング |
Research Abstract |
前十字靭帯再建例に対してその筋萎縮とリハビリテーションによる回復過程をMRIを用いて検討した。 1.腸脛靭帯を用いて関節内外2重再建を行い術後1年を経たスポーツ選手10名の検査結果では健側と比較して大腿四頭筋の体積は平均96.7%、大腿屈筋の体積は101.8%と膝伸展筋に萎縮が見られた。大腿四頭筋の中でも内側広筋は健側の92.3%と最も萎縮が強く以下中間広筋、外側広筋、大腿直筋の順であった。また靭帯再建のため腸脛靭帯を採取したことにより大腿四頭筋全体に外旋傾向が見れた。外旋は外側広筋に一番強くまた末梢に行くほど増加し、平均として健側に比較し20゚程増加していた。CYBEXによる筋力測定では60deg/sec,180deg/secとも10〜15%程膝伸展筋筋力は健側より劣っていたが、屈筋筋力に差はなかった。MRIにより等尺性筋収縮時と筋弛時を比較すると筋収縮時は大腿四頭筋の外旋傾向は減少していた。 2.半腱様筋腱と薄筋腱を用いて前十字靭帯の再建を行い1年を経た例では、大腿の外旋傾向は見られなかったもののやはり内側広筋を中心として10%程度の筋萎縮があった。また採取したはずの半腱様筋、薄筋は多少筋萎縮を来しているものの中枢側においてはほぼ差異がなかった。内側ハムストリングのうちで残存した半膜様筋は代償性に肥大している例が多く、これらが術後早期に膝屈筋筋力が回復してくる理由と思われた。平成6年度は半腱様筋腱と薄筋腱を用いて前十字靭帯の再建を行った例を中心に更なる解析を行う予定である。
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Research Products
(1 results)