1994 Fiscal Year Annual Research Report
生体活性ガラスを用いた人工歯根の骨界面に関する研究。
Project/Area Number |
05671686
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
瀬沼 滋 東海大学, 医学部・口腔外科, 助手 (30163116)
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Keywords | 生体材料 / 人工歯根 / 生体活性ガラス |
Research Abstract |
平成6年度の研究概要 1・病理標本作製および観察。 ビ-グル犬下顎骨への生体材料の埋植。生体活性ガラスおよびチタン 1)埋植3日、5日、7日後、の顎骨標本採取。 2)上記採取標本は電子顕微鏡(走査型)用の固定と標本制作とした。 3)電子顕微鏡観察。・・・継続中 電子顕微鏡観察(走査型)においては、生体活性ガラス表面は豊富な繊維様体に取囲まれ、剥離したガラスの一部は繊維様体に取り込まれていた。細胞様(血球など)体は認められなかった。チタンは、間隙を生じており、一部に血球様物の散在を認めた。 参考資料として、同様の観察を行ったハイドロオキシアパタイトは生体活性ガラスとほぼ同じであったが、巨細胞様体の散在を認めた。電子顕微鏡観察(走査型)の目的として、非脱灰研磨標本の光学顕微鏡観察にて骨内に埋植後3日目に観察された、生体活性ガラス表面の小顆粒体を捕らえる予定であったが、観察できず(光学顕微鏡観察との同定困難)、標本制作の方法の変更と観察方法を検討中である。
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