1993 Fiscal Year Annual Research Report
外国人日本語学習者に対する日本語の韻律の指導法の研究と教材開発
Project/Area Number |
05680244
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
谷口 聡人 東海大学, 留学生教育センター, 助教授 (30138664)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮城 幸枝 東海大学, 留学生教育センター, 助教授 (30119705)
|
Keywords | 日本語教育 / 音声教育 / 韻律 / 初級日本語 / 音響分析 / ピッチ曲線 / アクセント / イントネーション |
Research Abstract |
本研究は、 (1)日本語教育の初級文型と表現意図のおおよそ全てを取上げ、それらの音声的・韻律的特徴を明らかにする。 (2)それらの特徴を分かりやすく学習者に提示するための方法を探る。 (3)初級の基本文型と表現意図からなる会話をもとに、音声・韻律指導のための教材を作成する。 (4)上記教材をクラスにおいて、大方の日本語教師が効果的に使えるように指導マニュアルを作成する。 ということを目的に、平成5年度から2年計画で始められた。 初年度の平成5年度は、上記(1)、(2)を実施する計画であった。そのために必要な音声分析装置を8月には稼働できるようにと準備を進めてきたが、メーカーにおける品不足等から一部の機器の納入が大幅に遅れるなどしたために、当初の予定通りには研究を進展させられなかった。現在、(1)に関わる作業を昨年末以来行っている。したがって新たな知見を含む具体的な成果はいまだ得られていないというのが実情であるが、今後鋭意所期の目的に沿って研究を継続して行く予定である。 なお、以下は本研究の協力者によって行われた、本研究に関連する成果の一部である。 木下直子「日本語音声のリズムと日本語教育に関する一考察」東海大学大学院 日本文学研究科 日本語教育学コース1993年度修士論文 北村よう(東海大学留学生教育センター講師)「中国語話者に対する発音指導」東海大学留学生教育センター言語・文化・教育研究会(口頭発表)
|