1993 Fiscal Year Annual Research Report
新しい実験的感染性心内膜炎モデルによる感染性心内膜炎の成立過程に関する研究
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05770555
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
福島 裕之 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00228892)
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Keywords | 感染性心内膜炎 / 超音波所見 / 特殊カテーテル |
Research Abstract |
野兎の頸動脈から先端に電極の付いた特殊カテーテルを挿入し、大動脈を穿通し大動脈弁閉鎖不全と類似の血行動態の異常を得た。この際、超音波ガイド下にカテーテルを挿入する方法を導入した。カテーテルを抜去して7日後にブドウ球菌等の細菌を静脈内に接種し、心内膜炎の成立を期待した。接種後経時的に超音波検査を行い、疣贅の検出を試みた。しかし、実験手技の問題と、超音波検査の分解能の問題から、現在疣贅の検出は不十分かつ少数例にとどまっている。 今後、更に実験方法の改良を行い、当初の目的を達成したい。
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