1993 Fiscal Year Annual Research Report
菌状息肉症における特異的前初期遺伝子群(fos,jun subtype)発現解析
Project/Area Number |
05770584
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山中 清光 北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (50230503)
|
Keywords | 菌状息肉症 / IL-7 / RT-PCR / c-Jun / In situ hybridization |
Research Abstract |
1.菌状息肉症(MF)病変部の浸潤細胞の培養 MF患者の扁平浸潤期病変部から皮膚生検し、培地(cRPMI)に移し、24時間後しみだし細胞を集め、mitogen,cytokine_-(IL-2,IL-7)種々の組み合わせで培養した。IL-2,IL-7共存下でlymphocyteの増殖がみられた。limiting dilutionを施行しcloneを得た。FACSでphenotypeを解析した結果すべてCD3^<3+>,CD^<8+>の細胞であり、MF細胞ではなく、細胞障害性T細胞であると考えられる。現在、しみだし細胞をCD4でpanningして選択し、培養を試みている。 2.病変部T細胞のmitogen,cytokineに対する反応性 病変部皮膚生検よりepidermal and/or dermal cell suspensionを調整し、PHA,ConA,IL-2,L-7で刺激し半定量的RT-PCRにてc-junの発現を調べたが、無刺激での発現が強く見られ、現在半定量的RT-PCRの定量化の精度を高めようと努力している。 3.In situ hybridization技術の確立 cytokineなどの発現を組織レベルで同定する目的で、Biotin-labeled oligo dTを用いてtotal mRNAの発現を指標にして条件設定を行なっている所である。
|