1993 Fiscal Year Annual Research Report
創傷治癒における表皮細胞膜表面レセプター(alpha5 beta1)の調節機構
Project/Area Number |
05770887
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
石原 秀一 北里大学, 医学部, 助手 (10193343)
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Keywords | fibrouectin recepfor / 表皮細胞 / 創傷治療 |
Research Abstract |
1.表面細胞を無血清培地(MCDB・153,KGM)で培養,4日間. コントロールとして血清入培地(EGM)で培養した表面細胞を培養. それぞれにfibronectin,collagen type1をコーティングしたディッシュに播種し細胞の接着性を観察. 結果:KGM 極めて接着性不良. (fibronectin,collagen type 1共に) EGM 良好. KGM 培地にPDGF,PDS(Plasma Derived Serum),BDS(BloodDerived Serum)添加. 接着性に変化はなかった. PDS 血清のみ BDS 全血を2時間放置し、血小板成分を析出させ、DPBSでdializedしたものを使用した. 結論:fibronectin receptorの調節機能には、おそらくPDGFを代表とする血小板由来のgrowth factorが関与しているが、この実験では、fibronectin receptorを誘発するような因子を同定することはできなかった. 2.今後の実験では、KGMとEGMとの成分分析の結果、Zinc.等の微量元素の相関関係を調査し、supression因子を調べてゆく.
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