Research Abstract |
支台築造用既製ポストへの鋳接条件を知る上で,支台築造用既製ポストの物性を知る事は重要である。現在支台築造用ポストの3点曲げ試験を行っている。日常の臨床において,支台築造用既製ポストが多様な力を受け,変形脱離を起こす事は特に鋳造体より適合において劣る既製ポストにとっては重要な問題である。メタルコア(三金社製)直径1.0EL 1.2EL 1.5EL,1.8EL APポスト(クラレ社製)3号LL,4号LL,5号LL,6号LL,スクリューポスト(三金社製)1.0VEL,1.2VEL,1.5VEL 1.8EL,スクリューポストII(三金社製)1.0VEL,1.2VEL,1.5VEL,1.8EL,RTPステンレスポスト(デンテック社製)S1,S2,S3,RTPニッケルポスト(デンテック社製)N1,N2,N3,RTPチタンポスト(デンテック社製)T1,T2,T3,中空ポスト(三金社製)1.2,1.5,1.8について曲げ試験を行い,メタルコア,RTPステンレスポスト,RTPニッケルポスト,RTPチタンポストにおいては,鋳接度の変化を知る為に400℃,700℃についてそれぞれ加熱後急冷,徐冷について曲げ試験を行いさらに400℃加熱後,700℃まで昇温させ,急冷,徐冷条件についても曲げ試験を実行した. 以上の事より現在,材料において,チタンが最も強く,ステンレスポストとニッケルポストはこの点においては優劣がつけがたい。それぞれ加熱による効果は少ないが,加熱において曲げ強さは増していると思われる。直径においては,鋳造した合金との比較を行っている所である。
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