1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05771802
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
青木 紀昭 横浜市立大学, 医学部・口腔外科, 助手 (20231764)
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Research Abstract |
下顎枝矢状分割法は、下顎枝外斜線にそって粘膜を切開し、下顎枝の骨膜を露出する。 その後、骨膜を剥離し;(1)下顎枝にある下歯槽神経の神経血管束が入りこんでいる下顎小舌の上方を剥離する。この際、神経血管束に触れたりすると、術後神経麻痺を生じる。 リンデマンバーにて下顎小舌の上方から下顎枝外斜線にそって骨を削除し下顎体部は7の近心相当部を縦に下顎下縁迄削除する。(2)平ノミにて下歯槽神経に注意しながら骨切りを行い、内側骨片を完全に可動性にし内側骨片を後方移動させ、中心嵌合位で顎間固定を施行する。(3)最後に外側骨片と内側骨片をスクリュウにてネジ止めするという手術方法である。 体性感覚誘発電位(SEP)測定は術前にControeとして外来にて施行しその後術中術後2週、3週後にfollor upしてゆく。 測定方法は頭皮に電極を固定し刺激装置は下唇に装着しSEPを測定した。 とくに手術中は前述の(1)(2)(3)のStepにて測定を繰り返し、術中のどの操作で神経麻痺を生じるか検討中である。
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